JUDGES審査員

公平かつ多様な観点の審査体制

IAPLCでは、より公平な審査が行えるよう、地域的な偏りが出ないように世界各地から審査員を選出しています。また、個人的な趣味嗜好によって結果 が大きく左右されないように、水草レイアウトの専門家だけでなく、アクアリウム専門誌の編集長、水草栽培の専門家、熱帯魚飼育の専門家など、水草や アクアリウムに関わる多方面のさまざまな経歴の方に審査を依頼しています。できるだけ多様な観点から作品を評価することが、IAPLCの審査ポリシーです。

  • アディプ・サジャン・ラジ/ インド / 「スティルウォーター・アクアティクス」代表

    アディプ・サジャン・ラジ / インド 「スティルウォーター・アクアティクス」代表

    エンジニアから起業家に転向し、インドでスティル・ウォーター・アクアティクス開業。家庭へのネイチャーアクアリウム導入を目指す。世界中のジャングルを訪れ、さまざまな植物の生息地を学び、自然と向き合う。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    IAPLCはアクアスケーピングの頂点であり、これからもずっとそうであり続けると私は信じています。今年のテーマは「独創から、表現がひらく」です。コンテストで上位を目指すには、独創的なアイデアと創造性が不可欠です。そして、その独創的な発想は、私たちの身近にいる最高のアーティストである「自然」から生まれるのが最も理想的だと思います。ぜひ自然の中に足を運び、そこで感じ、没入し、そこから得た着想をもとに、実際の自然以上に素晴らしい作品を生み出してください。ADAは25年にわたりこのコンテストを支えてきた大きな柱であり、これからも長くその役割を果たし続けることでしょう。だからこそ、優れた製品を最大限に活用し、写真を見た誰もが息をのむような美しい水中の自然を表現してほしいと思います。現実の自然はさまざまな問題によって急速に失われつつあり、皆さんがインスピレーションを受けたその自然を、将来実際に見ることができなくなるかもしれません。しかし、皆さんの解釈によってアクアスケープの中に表現された自然を通して、私たちはその風景を「あなたの目」を通して再び目にすることができるのです。この公正なコンテストにぜひ挑戦し、目標を持って取り組んでください。順位は、年ごとの成長を確かめる指標となります。結果に一喜一憂するのではなく、情熱を注ぎ込み、美しい水中の自然を追求し続けてください。挑戦は決して容易ではありませんが、世界の頂点に立つための道は、常に挑戦の先にこそあるのです。

  • アルバート・コネリー Jr. / アメリカ合衆国 / 『Tropical Fish Hobbyist』編集長

    アルバート・コネリー Jr. / アメリカ合衆国 『Tropical Fish Hobbyist』編集長

    TFH出版社およびアクアリウム専門誌『T.F.H』の責任者。同社は天野尚著『ガラスの中の大自然』(英語版)を出版し天野の作品をアメリカのアクアリウム愛好家に紹介した先駆者で、現在も「ネイチャーアクアリウム」に関する記事を提供し続けている。

  • アンドレ・ロンガルコ/ ブラジル / 「アクアベース アクアパイサギスモ」代表

    アンドレ・ロンガルコ / ブラジル 「アクアベース アクアパイサギスモ」代表

    ブラジルでは初となるネイチャーアクアリウム専門店「アクアベース」の創設者であり、ビジネスマネージャー。世界中でアクアスケーピングに関する啓蒙活動を行い、ブラジルでアクアリウムのテレビ番組を担当。日本のランや盆栽、アウトドア活動にも情熱を注ぐ。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    アクアスケープ愛好家の皆さま、こんにちは。今年、IAPLCは26周年という特別な節目を迎えました。私たちは今、四半世紀を超え、次の25年という新しい歴史をともに築き始めています。すべては、ひとりの新潟の少年の夢から始まりました。彼は情熱を原動力に、人々が自然とのふれあいで本来の自分に近づける道を切り開いた、まさに先見の明を持つ存在でした。これからも天野尚氏の遺産を敬いながら、自然への情熱と伝統に満ちた新たな25年をともに築いていきましょう。どうか全力を尽くし、この創作のプロセスそのものを楽しんでください。皆さんの作品を拝見し、審査できることを心から楽しみにしています。すべての参加者の皆さんに幸運を!

  • 刁建刚/ 中国 /「北京 ADA 自然水景ギャラリー」代表

    刁 建刚 / 中国 「北京ADA自然水景ギャラリー」代表

    水草栽培や水草レイアウトの技術を研究し、中国で水草レイアウト文化の普及活動に傾倒。長年の経験を経て、2018年北京でADA自然水景ギャラリーをオープン。同ギャラリーには世界中から多くの水草レイアウト愛好家が訪れている。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    水草レイアウトの世界では、創造力と根気強くは同じく重要です。すべての参加者が、それぞれの作品を通して独自の発想と自然の美しさを表現できることを願っています。結果がどうであれ、この創作の過程そのものが最も貴重な収穫です。IAPLC 2026 において、皆さまが自分自身を超え、心を動かす水景を創り上げられることをお祈りいたします。

  • ヨーク・ブールマン / ドイツ

    ヨーク・ブールマン / ドイツ 「E.A. european aquatics GmbH」CEO兼オーナー

    ADAヨーロッパ代理店E.A. european aquatics GmbHのCEO兼オーナー。2012年にドイツで天野尚と初めて出会ったことが、彼のキャリアにおける大きな転機となる。ネイチャーアクアリウムの理念を深く追求し、ヨーロッパ全体でアクアスケーピングの普及に尽力している。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    2012年に天野尚氏と出会って以来、私はヨーロッパにおけるネイチャーアクアリウムとアクアスケーピングの認知拡大と発展に力を注いできました。アクアスケーピングのコミュニティの中で築かれたつながりや友情、特に IAPLC のような国際コンテストを通じて生まれた交流は、この情熱を豊かにし、毎年さらに育ててくれるものです。IAPLC の審査員を務めることは、私にとって大変な名誉であると同時に、天野尚を偲び、深い畏敬の念を感じます。

  • オリバー・ルカヌス/ カナダ

    オリバー・ルカヌス / カナダ ネイチャーフォトグラファー

    カナダ、モントリオールを拠点に活動するネイチャーフォトグラファーで魚の輸出業も行っている。35年以上に渡り魚の生息環境を求めて旅をし、写真集の出版や動画配信、多くの雑誌に寄稿している。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    すべての出品者の皆さんに幸運を祈るとともに、今年もまた、受賞者の選定が難しくなるような力作が集まることを期待しています。私は例年どおり、全体の調和が取れ、自然らしさを感じさせるレイアウトに注目して審査します。毎年、これまでにない独創的なアプローチで、まったく新しい表現の水槽を生み出す作品に出合えることに、心から驚かされています。

  • 山口 正吾 / 日本 / 株式会社エムピージェー 出版部長

    山口 正吾 / 日本 株式会社エムピージェー 出版部長

    『アクアライフ』誌誌面において水草や水草レイアウトの魅力を紹介。また所属する株式会社エムピージェー では、年刊誌『アクアプランツ』ほか、水草を愛好する方に寄り添う雑誌、書籍を数多く発刊している。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    およそ四半世紀の歴史を積み重ねたIAPLCですが、今後より大きく発展を遂げるためには革新的な作品が不可欠と考えています。皆様からの情熱のこもった出品を、審査員として愛好家として心より楽しみにお待ちしております。

  • ウルリケ・バウアー / ドイツ / 『caridina』編集長

    ウルリケ・バウアー / ドイツ 『caridina』編集長

    翻訳者および著者としてアクアリウム業界で長年活動。デーネ社出版となるドイツ語版『ガラスの中の大自然 1985-2009』や『創造の原点』など、数々の天野 尚著書のドイツ語訳を担当している。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    再び審査員として参加できることを大変光栄に思っており、皆さんの創造的な作品を拝見できるのをとても楽しみにしています。皆さんの創造性は本当に素晴らしく、ネイチャーアクアリウムのオリジナル作品をじっくり観察し、その中に込められた想いや意図を感じ取ることは、いつも大きな喜びです。私も皆さんと同じように自然を愛しています。そして、アクアスケーピングを通して、自然とのつながりや帰属意識を世界に広げていけると信じています。IAPLC 2026 で、皆さんの美しく刺激的なレイアウト作品に出会えることを心から楽しみにしています!

  • 黄 裕發/中華台北 / 「伊吉貿易有限公司」代表

    黄 裕發 / 中華台北 「伊吉貿易有限公司」代表

    第1回の世界水草レイアウトコンテストから審査員としてIAPLC の運営に携わってきており、台北に設立した水草のショールームを拠点にネイチャーアクアリウムの魅力を広く伝えている。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    IAPLC は、水草レイアウトを愛好する人々のための世界的な舞台です。国や性別、年齢を問わず、IAPLCでは、どなたでも自由に創意工夫を発揮していただけます。特にワールドセレモニーでは、世界各地から集まったのトップレイアウターたちと直接交流できる貴重な機会があります。また、初心者の方にとっても、IAPLCは、応募から出品までの過程や受賞作品を鑑賞することで、レイアウトの技術向上につながる大変有意義な経験となるはずです。IAPLC は皆さまを歓迎するとともに、世界中の水草レイアウトを愛する方々のご参加を心よりお待ちしております。

  • 本間裕介/ 日本 / ADA 水景クリエイター

    本間 裕介 / 日本 ADA水景クリエイター

    天野 尚のレイアウト制作を長年間近で見てきただけでなく、風景写真の撮影にも数多く同行してきた。天野 尚を師と仰ぎ、ネイチャーアクアリウムの継承と発展に力を注いでいる。

    COMMENT FOR IAPLC2026
    水草レイアウトは、自然と向き合い、自分自身と対話するかのような創造の旅です。IAPLC2026に挑む皆さんの手から生み出される水景はきっと世界の誰かの心を動かす力を持っています。新しいアイデアやインスピレーションは大自然の中にあるはずです。水の流れ、水草たちの輝き、魚たちの躍動感を感じながら、最後まで自分の“自然観”を信じ進んでほしいと思います。あなたの作品が、世界の新たな感動を生むことを心から期待しています。