公平かつ多様な観点の審査体制
IAPLCでは、より公平な審査が行えるよう、地域的な偏りが出ないように世界各地から審査員を選出しています。また、個人的な趣味嗜好によって結果 が大きく左右されないように、水草レイアウトの専門家だけでなく、アクアリウム専門誌の編集長、水草栽培の専門家、熱帯魚飼育の専門家など、水草や アクアリウムに関わる多方面のさまざまな経歴の方に審査を依頼しています。できるだけ多様な観点から作品を評価することが、IAPLCの審査ポリシーです。
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アダム・パスチェラ / ポーランド 「アクアリアス&アクアダム」代表
東欧におけるネイチャーアクアリウムの先駆者であり、2012年には自ら制作したネイチャーアクアリウムをADAフルシステムで展示するショールーム「ADAアイデアスタジオ」を設立。
COMMENT FOR IAPLC2025
パンデミック時代に広がったアクアスケーピングの趣味は、私たちを重要で価値あることに集中させてくれます。ネイチャーアクアリウムとアクアスケーピングは、情熱、友情、家族の絆といった要素をすべて組み合わせることができるのです。私はIAPLCの素晴らしい審査員の皆さんと共に審査することを大変うれしく思っています。審査員として、この最大の国際コンテストで最高の作品を直接見ることができることも、また、私の人生で最も大きな情熱であるネイチャーアクアリウムの次のステージに参加できることも本当に光栄です。 -
アディプ・サジャン・ラジ / インド 「スティルウォーター・アクアティクス」代表
エンジニアから起業家に転向し、インドでスティル・ウォーター・アクアティクス開業。家庭へのネイチャーアクアリウム導入を目指す。世界中のジャングルを訪れ、さまざまな植物の生息地を学び、自然と向き合う。
COMMENT FOR IAPLC2025
今年は、故・天野尚氏が創設したADA主催の本コンテストが25周年を迎えます。この数十年の間、世界中のアクアリウム愛好者たちから、息を呑むような素晴らしいアクアスケープが数多く発表され、それぞれが個性あふれる芸術作品となっています。熱心なアクアスケーパーたちは、毎年開催されるIAPLCを楽しみにしており、常に新しいアイデアやインスピレーションを求めています。今年も、さらに多くの素晴らしいネイチャーアクアリウムが登場し、このジャンルが水中芸術家たちの想像力を刺激し続けることを期待しています。調和の取れた水中生態系を作り上げることは大きな挑戦であり、アクアスケーパーたちは単に自然を模倣するだけでなく、その本質をしっかりと表現しなければなりません。水槽という限られた空間の中で、自然は野生の中では見られない形で息を吹き返し、アーティストたちに自分のビジョンを具現化するチャンスを与えてくれます。魚たちはその中心となる存在として、創作過程を導くインスピレーションとなり、バランスの取れた生命力あふれる水中芸術へと仕上がっていくのです。 -
アルバート・コネリー Jr. / アメリカ合衆国 『Tropical Fish Hobbyist』編集長
TFH出版社およびアクアリウム専門誌『T.F.H』の責任者。同社は天野尚著『ガラスの中の大自然』(英語版)を出版し天野の作品をアメリカのアクアリウム愛好家に紹介した先駆者で、現在も「ネイチャーアクアリウム」に関する記事を提供し続けている。
COMMENT FOR IAPLC2025
水草レイアウト水槽に興味がある方は、ぜひ世界的なレイアウトコンテスト「IAPLC2025」に参加してみてください。参加することで失うものは何もなく、世界中の優れたアーティストたちと自分の作品を比較できる貴重なチャンスです。これをきっかけに、世界中のアクアデザイナーたちと新たなつながりができるかもしれませんし、もしかしたらあなたの作品が注目され、次のトレンドを生む「革新的アイデア」として評価されるかもしれません。 -
アンドレ・ロンガルコ / ブラジル 「アクアベース アクアパイサギスモ」代表
ブラジルでは初となるネイチャーアクアリウム専門店「アクアベース」の創設者であり、ビジネスマネージャー。世界中でアクアスケーピングに関する啓蒙活動を行い、ブラジルでアクアリウムのテレビ番組を担当。日本のランや盆栽、アウトドア活動にも情熱を注ぐ。
COMMENT FOR IAPLC2025
IAPLC 2025、その創造が歴史をつくる! 今年も、この素晴らしくユニークな水草レイアウトコンテストに参加する機会が与えられました。天野先生から学んだように、自然を再現するためにはまず自然を理解し、学ぶことが大切です。母なる自然との深いつながりを感じ取ることの重要性を再認識し、その感情を私たちの水景に反映させましょう。今年も皆さんのレイアウトを評価できることを楽しみにしており、世界中のアクアスケーパーとともに自然への情熱を共有できることを願っています。この素晴らしい祝いの場へ、ぜひご参加ください。 -
オリバー・ルカヌス / カナダ ネイチャーフォトグラファー
カナダ、モントリオールを拠点に活動するネイチャーフォトグラファーで魚の輸出業も行っている。35年以上に渡り魚の生息環境を求めて旅をし、写真集の出版や動画配信、多くの雑誌に寄稿している。
COMMENT FOR IAPLC2025
応募作品を審査する際、私は常に「これは自然界で起こり得る場面か」ということを考えながら見ています。必ずしも水中の生息地である必要はありません。しかし、形や配置が自然に見えるかどうかが重要です。審査員として、私は作者が実際の自然の空間、または写真を観察し、それを再現しようとしたのだと分かりたいのです。最も優れた応募作品はこの本質を真に捉えていると思います。皆さんの幸運を祈っています! -
刁 建刚 / 中国 「北京ADA自然水景ギャラリー」代表
水草栽培や水草レイアウトの技術を研究し、中国で水草レイアウト文化の普及活動に傾倒。長年の経験を経て、2018年北京でADA自然水景ギャラリーをオープン。同ギャラリーには世界中から多くの水草レイアウト愛好家が訪れている。
COMMENT FOR IAPLC2025
IAPLCは、世界で最も影響力のある水草レイアウトコンテストであると同時に、レイアウト愛好者が才能を発揮し、互いに学び合うための貴重な舞台です。参加することで、レイアウト技術を向上させるだけでなく、志を同じくする仲間と出会い、プロの審査員からの承認や評価を得ることができます。すべての参加者の創意と努力が、水草レイアウトという芸術を前進させる原動力となります。最終順位にかかわらず、挑戦すること自体が成長の機会です。自分のスタイルを存分に表現し、この国際的な舞台に足跡を残しましょう! IAPLC2025でお待ちしています! -
ウルリケ・バウアー / ドイツ 『caridina』編集長
翻訳者および著者としてアクアリウム業界で長年活動。デーネ社出版となるドイツ語版『ガラスの中の大自然 1985-2009』や『創造の原点』など、数々の天野 尚著書のドイツ語訳を担当している。
COMMENT FOR IAPLC2025
今回初めて審査員として参加します。皆さんのオリジナル作品を拝見するのが楽しみです。また、ネイチャーアクアリウムが相応の注目を集めるため力となれることをうれしく思っています。私自身、自然が大好きで、自然から学べることはまだたくさんあると考えているので、IAPLCでインスピレーションとなる素晴らしいレイアウト水槽を拝見できるのを心待ちにしています。 -
山口 正吾 / 日本 株式会社エムピージェー 出版部長
『アクアライフ』誌誌面において水草や水草レイアウトの魅力を紹介。また所属する株式会社エムピージェー では、年刊誌『アクアプランツ』ほか、水草を愛好する方に寄り添う雑誌、書籍を数多く発刊している。
COMMENT FOR IAPLC2025
水草レイアウトは、自然と人との調和が生み出す芸術です。IAPLCは、世界中の仲間と交流し、高め合える場。あなたの感性が、新たな息吹を吹き込むことを期待します。IAPLCを通して、水草レイアウトのさらなる可能性を追求しましょう。 -
黄 裕發 / 中華台北 「伊吉貿易有限公司」代表
第1回の世界水草レイアウトコンテストから審査員としてIAPLC の運営に携わってきており、台北に設立した水草のショールームを拠点にネイチャーアクアリウムの魅力を広く伝えている。
COMMENT FOR IAPLC2025
ADA主催の世界⽔草レイアウトコンテストは25年にわたり世界中の⽔景愛好家を魅了し、世界最⾼の⽔景コンテストの舞台となっています。コンテストを通じて、各国の⽔景の達⼈と知り合い、交流することができます。これは間違いなくあなたのレイアウト技術を向上させるでしょう。また、コンテストに参加する⽅々は IAPLCを広め、仲間たちも⼀緒に参加するよう勧めてください。世界的な⽔景コンテストをより豊かで素晴らしいものにしたいと思います。今年あなたの素晴らしい作品を拝⾒できることを楽しみにしています。 -
本間 裕介 / 日本 ADA水景クリエイター
天野 尚のレイアウト制作を長年間近で見てきただけでなく、風景写真の撮影にも数多く同行してきた。天野 尚を師と仰ぎ、ネイチャーアクアリウムの継承と発展に力を注いでいる。
COMMENT FOR IAPLC2025
IAPLCは今年で25回目を迎えることができました。四半世紀もの長い間続けてこれたのも、参加者の皆様の情熱の賜物だと感じております。ありがとうございます。長い歴史の中で、さまざまな作品やスタイルが生まれ、世界のアクアリストに驚きと夢を与えてくれました。植物を愛する心、新しい世界を創ろうとする探究心、参加者の皆様の創造力がIAPLCの歴史そのものになります。 25年の節目にあたる今回のコンテストでは、さらなる新しい世界が誕生することを楽しみにしております。そして11月のIAPLCセレモニーで、また皆さんとお会いしたいと思います。